breath

karuki10132007-03-16

今日みたいにバイトがある日は、ギリギリまで寝ていて家と仕事場を往復するだけだけど、あとはけっこう軽音の皆と過ごしている。スタジオがある日は学校に行くし、それでなくても下宿んちへよく呼ばれる。昨年の今頃は、こんな春休みの過ごし方をしているだなんて想像できなかったな。大学生の休暇中なんて、働いてるばっかりだと思っていた。
特にKが復部してから、部活に居るのが楽になった。彼自身もよく部室に行っているみたいだし、安心材料が増えたというか何と言うか。結局私は多くの人間を信用しすぎることはできなくて、そんな必要は無くて、一回生で本音を話せるのは彼を含めた六人だけなのであった。戻ってきてくれてよかったよ。
Kとの出会いはよく覚えていない。そう本人に言うと、どうやら屋上で私が一人練習しているときに奴の方から話しかけたらしい。女ドラム?凄いね、っていう感じで。何度思い起こしても、私にはそういう記憶は無い。最初は印象が薄かったんだろう。私が強く覚えているのは、彼にアイスを奢ってもらって一時間半語り合ったこと。あの時に実感したんだろうな、ああ、この人私と似た種類の人間だ、って。
彼は今でもそうだ。無闇に場を落ち込ませたりすることは好きじゃないし、SOSはいつも冗談に隠す。バカを言って人を笑わせることはできるけど、真剣な場においての方法は知らない。嫌いな人は居ない。嫌い、じゃなくて恐い人が居る。早く楽になれればいいんだけど、意地の張り方は尋常じゃないから、あまり気づく人が居ない。
要するに、不器用なんだけど、私の中の数パーセントを埋めてくれる唯一の人だ。これからどんなに頼ることかわからない。
それでも彼には早く楽になってほしい。