浮き輪

漢検。学校にて。
2年生ばっかりだった…3年生私だけだった…すごく寂しかった…。
かなりすらすら解けたのだが、「いんかん」につまづいてしまう。「印」は分かるが「かん」が出てこない。とりあえず「かん」と読める漢字を片っ端から「印」とくっつけてみる。


「印管」
いや…管状じゃねぇよなあ。
「印間」
もんがまえは有り得ないなあ。
「印冠」
カッコイイけどなんか違うなあ。
「印乾」
かわいちゃだめだよなあ。
「印干」
うん、ほしてもだめだな。
「印漢」
強そうだけど違うよ。
「印姦」
それじゃやらしいよ。
「印感」
どんな漢字だよこれ。
「印寒」
うう、わけわかんねぇよ。
「印館」
や…やかた?
「印完」
ああもう早く終わりたい…。
「印還」
ちがうちがうちがう…。
「印艦」
あ…何か近い!?こんな感じやっけ!?ああっ!


最終的にちゃんと「印鑑」って書けました。よかった。




帰りに職員室に立ち寄る。
仲良しの英語の先生から、のど飴と読んでいらっしゃった本をかっぱらう。

へんないきもの

へんないきもの

うん、これ、読みたかったの…。
じゃあお礼にアフターマン貸すよ、と約束。
あと、カバンに入ってたストロークスを渡してみる。
すぐに引き出しからCDウォークマンを取り出して試聴しだす先生。
なんか気に入ったらしい。貸した。
そして、古典のオバサン先生(仲良し)がにこにこ寄ってくる。
「水山さん、15日にちょっとお手伝いにきてくれない?お菓子あげるから」
と2年生の進路説明会で30分くらい小話をするよう頼まれる。
…承諾する。
お菓子につられたんじゃない、なんか先生が終始にこにこしててさ、引き受けた途端「まあよかったぁ〜!」ってめちゃくちゃ感謝されたんだよ、その笑顔を思い出すとさ、ああ、この人のいつもの戦法だこれ、ってわかってても、後には引けねぇんだよ…。
ものすごく面倒くさい。しまったなあ。