days

けだるい火曜日、五限を抜けて電車に乗った。初夏の日は気付かぬ内に長くなっていて、五時なのにこんなに暑いものかとぼやけた頭で考える。いつも日が落ちてから帰るものだから、外の明るさが異様なものに映ってしまう。今日は日傘もサングラスも忘れ、生身のままで日光と戦った。そのせいでぐったり。暑い、暑いな……。
体力が無くなると気力が無くなり、バイトで先に帰った連れのことを思い、一人で居るのが寂しくなっていると、乗り換えのホームで軽音の奴と出くわす。百人以上居る部員の中で、知っているのは五十人くらい、本音を話せるのは六人くらい。その内の一人。なんだか急にホッとして泣き付きそうになる。顔を見るだけで安心できる人って本当に貴重だと思う。良かった、癒された。


疲れたなあ。