days

独検が終わりつかえが取れ、ちょっと間は勉強せんでええだろうとのんびり過ごす。文学部の中に居ると、軽音とは違い妙にスローペースに物事を考えるようになった。どこの大学でも、文学部のゆったりした雰囲気は同じなんだか、少し気になる。
今日も一段と寒く、コート姿が目立つようになってきた。私は冬という季節が一番好きで、寒空の上から差し込む陽の暖かさを心地良く思う。冬の方があったかいとはよく言うもんだ。高校の時、寝転んだ体育館の床が冷たくて、カイロを持ち込んで指先を温めて、それでも三十分すると皆の汗で濡れていて、外に出ると冷気が顔をぴしぴし叩いてくれた。バレーボールをするには辛い季節だけど、一番伸びるのはこの時。憎たらしいあの後輩どもはしっかりやっとるんだろうか。