no title
さっきまでリョーコが私の家に居た。
父の作ったカレーを食べにきたのである。
その経緯は…いつも通りなので…省く。
さて、私のブログをよく読んでくださっている方ならお分かりのように、
彼女は一番私と一緒に居て、一番対極に居て、一番影響力のある友人である。
小・中・高と学校が同じで、かれこれ9年登下校を共にしている。
しかし、密接はしていても、深いところでは適度に距離を保っていて、
普通に口喧嘩もすれば殴りあうこともある。
なんでもかんでもわかりきっているので、
ついつい言葉を使わずに意思疎通をしてしまい、
それで通ることも多いのだが、上手くいかないときもある。
お互いに、邪魔だーとかキライだーとか思うことはあっても、
3日以上連絡を取り合わないことはなかった。
しかし、高校卒業後、
私は大学進学・彼女は観光系専門学校という事で、
とうとう進路が分かれることになる。
その後のことがまったく予想できなくて恐ろしい。
別に、彼女が居なくてもやっていける気はするのだが、
前述の通り、殆ど毎日顔を合わせていたから、
どうなるものなのか見当もつかない。
日ごろ、失うことや変わることを恐れている私だが、
彼女との別れが一番辛いかもしれない。
家が近いので、何だかんだ言って会っていそうな気もするが…。
うわ、変に長い話になった。
最近の生物の時間が(受験科目ではないし)つまらないので、
ノートにつらつらと落書きを重ねている。
こんな事は小学生の頃より続けているのだが、
今日はその落書きの中の妄想に、
私自身が巻き込まれそうになってやばかった。
一瞬まわりの音が何も聞こえなくなって、
脳内に流していたロック歌手の声だけが短くリピートされて、
紙の上にある世界だけしか見えなくなったのだ。
気まぐれに引いた、意味を持たないはずであった線も、
妙になにかを訴えかけてきて、ひどく気味が悪い。
数分間で収まったのだが、かなり変な体験だった。
なんだ。なんだったんだこれは。
ううむ、白昼夢と湿気による不快感が起こしたものだと思うけど…。
私の妄想は、私が考えているよりも、強くなってしまったらしい。
のっとられないようにしよう。